[徹底解説]ADIDAS スーパースター 背景から着こなしまで

シューズ紹介

超定番ADIDASスーパースター。今更聞けない誕生背景から現代的スタイルのコーディネートまで現役アパレル定員の私が徹底解説します。

  • スーパースター歴史、背景
  • スーパースターの良いところ
  • 現代的着こなし2選

スーパースター歴史、背景

アディダス・スーパースター(Adidas Superstar)は、アディダスが1969年に初めて発売したバスケットボールシューズです。その後、スニーカーとしての地位を確立し、世界中で非常に人気を誇るアイコン的な存在となりました。以下にその歴史を簡単にまとめます。

誕生と初期(1969年)

スーパースターは、アディダスの創業者であるアドルフ・ダスラー(アディ)の兄、ルドルフ・ダスラーが設立したアディダスによって1969年に誕生しました。このシューズは、主にバスケットボール選手向けにデザインされ、特に硬いゴム製の「シェル・トゥ(貝殻型のつま先)」が特徴的です。このデザインは、選手がプレー中に足を保護するために考案されたもので、非常に耐久性が高いと評されました。

プロバスケットボール選手による支持(1970年代)

スーパースターは、すぐにNBA選手たちに支持され、特に有名なのは、ウォルト・フレイジャー(Walt Frazier)カリーム・アブドゥル=ジャバー(Kareem Abdul-Jabbar)などのスター選手です。これにより、スーパースターはバスケットボールシューズとしての地位を確立します。

文化的象徴へ(1980年代)

1970年代後半から1980年代初頭にかけて、スーパースターはバスケットボールシューズとしての枠を超えて、ストリートカルチャー、特にヒップホップシーンにも浸透していきます。この時期に特に影響を与えたのは、アメリカのヒップホップグループ「RUN-D.M.C.」です。

1986年、RUN-D.M.C.は楽曲「My Adidas」をリリースし、その中でスーパースターを愛用する姿を披露しました。この曲は、スニーカーが単なるスポーツアイテムではなく、ファッションやアイデンティティの一部となる過程を象徴しています。この瞬間から、スーパースターはヒップホップカルチャーと深い結びつきを持つこととなり、若者たちにとってのファッションアイコンとなります。

ブランドの進化と再ブーム(1990年代〜2000年代)

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、スーパースターは一時的に落ち着いた時期もありましたが、再び流行の兆しを見せます。アディダスはそのデザインやコラボレーションを通じて、スーパースターを新たな世代の消費者に向けて再展開しました。

アーティストやファッションブランドとのコラボレーションが相次ぎ、特に**アニエスベー(Agnès B.)ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)**とのコラボレーションが注目を集めました。また、デザイン面でも多くのバリエーションが登場し、カラーバリエーションや素材の変更により、より多くのファン層にアプローチしました。

現代のスーパースター(2010年代〜現在)

現在、スーパースターはアディダスの定番スニーカーとして、カジュアルからストリートファッションまで幅広いシーンで愛され続けています。特に、Kanye WestPharrell Williamsなど、現代の人気アーティストたちとのコラボレーションにより、スーパースターは再度注目を集めています。

また、エコフレンドリーな素材を使ったモデルや、より機能性に優れたバリエーションも登場しており、持続可能性に配慮したブランド戦略が進められています。

まとめ

アディダス・スーパースターは、1969年のバスケットボールシューズとしての誕生から、1980年代のヒップホップシーンでのブレイクを経て、今日に至るまでファッションアイコンとして君臨し続けています。そのシンプルでありながら時代を超えたデザインは、多くの文化やファッションに影響を与え、今もなお新たな世代に愛されるスニーカーです。

スーパースター良いところ

優れた耐久性とデザイン

スーパースターは、そのシンプルでありながら堅牢なデザインが特徴です。特に、ゴム製の「シェル・トゥ(貝殻型のつま先)」は、つま先部分を保護し、耐久性を高めています。このデザインは、バスケットボールシューズとしての起源から来ており、激しい動きにも耐える作りになっています。シンプルでどんなコーディネートにも合わせやすいため、長く愛用できるアイテムです。

ストリートファッションアイコン

スーパースターは、ヒップホップやストリートカルチャーの象徴的なアイテムとしても知られています。RUN-D.M.C.が「My Adidas」でスーパースターを愛用して以来、スニーカーはファッションの一部となり、ストリートファッションやカジュアルスタイルに欠かせないアイテムになりました。この歴史的背景もあって、スーパースターは単なる靴ではなく、文化的なアイコンでもあります。

快適さと汎用性

スーパースターは、履き心地の良さも大きな魅力です。ソールはしっかりとしたクッション性があり、長時間歩いても疲れにくい設計になっています。また、スニーカーとしての汎用性が高く、スポーツやアウトドアだけでなく、カジュアルな日常使いやシティライフにも適しています。さらに、シンプルで多彩なカラー展開により、どんな服装にも合わせやすく、ファッション性にも優れています。

スーパースターを使用した着こなし2選

カジュアルコーディネート

アウター:レザーブルゾン(ブラック)
トップス:スウェット(グレー)
パンツ:デニム(インディゴ)
シューズ:スーパースター(ブラック×ホワイト)

上記良いところの2項目で挙げたヒップホップとの親和性からストリートシーンを彷彿とさせるコーディネートです。現代の有名人で言うところのKING GNUの常田大希さんを意識してみるとまとまりやすいかと思います。サイズ感は全体的に緩めを着用しリラックス感を演出してみましょう。

キレイメ外しなコーディネート

ジャケット:ブレザー(ネイビー金ボタン)
トップス:ロングTシャツ(ブラックorダークグレー)
パンツ:スラックス(グレー)
シューズ:スーパースター(ホワイト×ブラック)

キレイメとカジュアルのちょうど中間をとるようにサイズ感のゆったりしたアイテムを選びましょう。そこにカジュアル感の強いホワイトベースのスーパースターを使用することでブレザーできっちり感を出しつつスニーカーで外すデート向きの格好の出来上がりです。

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